ウェブショップは見たい時に商品を一覧で見られるというメリットが
紙のカタログには手にとって世界観に触れられるというメリットがある。
どちらが顧客に訴求力があるか?
企業がお金をかけて無料で配るのにはきっとワケがある。
今日は下着ブランドPEACH JOHNのウェブと紙の違いで
その理由を感じたのでそんなお話をしようと思います。
なぜPEACH JOHNなのか?
新しい年は新しい下着で迎えたいと思い
ネットでいろいろ見ていたんです。
その中のひとつがピーチ・ジョン。
「ピーチ・ジョンの中ならこれとこれかな?」
とチェックだけして終わっていたところ
ちょうどピーチ・ジョンからこの冬のカタログが届きまして。
見てみたらウェブで見ていたのと印象がガラッと変わったんです。
ウェブで見ている時も
気に入るのがあれば即買うつもりだったので
流し見ではなく、割りとしっかりチェックしていました。
それでも紙のカタログにグッときた。
何が違うんでしょう?
これが今回の記事を書くきっかけになった出来事です。
あなたは下着を機能で買う?世界観で買う?
結局答えはここにあると思います。
同じ商品のウェブショップのページと
カタログのページを比べてみたところ
以下のような違いがありました。
ウェブに書いてあること
- 商品のデザインがわかりやすい定型的な写真
- 素材の質感や機能性がわかる部分の拡大写真
- 説明文は機能とその効果が中心
- スタッフの着用レビュー
- お客様の声
- この商品を見た人におすすめの他の商品
カタログに書いてあること
- 選ぶ人の気分を高める文言
- デザインの見やすさよりも世界観重視
- 色違いはその色のイメージでモデル着用イメージも変える
- 伝えたいことの文字は大きく。メリハリ大。
- フォントの種類も個性的。(受信側の機種に依存しない)
つまりウェブよりもカタログの方が
よりビジュアルに訴えかけて世界観を伝えている
ということ。
下着って、みんなに見せるものじゃない
とってもプライベートなもの。
だから、洋服なら他人の目を気にしすぎてしまう人でも
自分が好きなデザインにこだわりやすいんですよね。
だから海岸で素敵な下着に
スケスケのスカートと羽の襟巻だけ!
とか現実にはありえない写真に
文学的な文章が添えられていたりするわけ。
これをウェブの商品ページに載せないのは
そこにいる人はそれを求めていないからだと思うけど
「買おう」と背中を押してくれるのは
意外とそんなイメージであって、機能や価格ではないのかもしれない。
企業がお金をかけて、無料で配る理由が分かる気がします。
これが届いたカタログ。
(右端のボーネルンドのカタログは無視してください)
高級ラインは表紙に箔押し。
紙も上質。紙の厚さも全然違う。
横長なのもおしゃれな雰囲気。
もちろん中のデザインも。
こちらには一押し商品だけですけど
お客様の声も載せていました。
あと、田丸麻紀さんが掲載されていたのもポイントだな。
隅々までイメージ戦略が張り巡らされていて
企業の力を感じずにはいられません。
いやぁ、めちゃくちゃ勉強になります!
紙のカタログというだけで
- デザインの自由度が上がる
- 読者の視線をコントロールできる
- 写真が見やすくなる
- 気になる人の手元に残って思い出してもらいやすい
などなどメリットはありますが
世界観を伝えるのに効果を発揮するものばかりです。
さらには
- 現時点で気になる商品がない人に届けられる
という特徴もあるため
いきなり商品のスペックを伝えるよりも
世界観の方が受け取りやすい。
気になる人はウェブショップに行くでしょうし。
そりゃあ、こんな住み分けになるわけだ。
ポジティブエッジも作ります
いかがでしたか?
どうして私がこんなことを熱く語っているのかというと
私も個人版でこういうの作ろうと思っているからなんです。
今内容を書き出しているところ。
だから今印刷物を見るとどうしても
そういう視点で見てしまうのです。
その辺の進捗なんかもまたこちらでお伝えしますね!
パーティーなアクセサリーでエレガント&ゴージャスに
ポジティブエッジの夏目紘華でした。
2018年3月20日(火)~24日(土)
場所:雑貨店カナリヤ
〒530-0047 大阪市北区西天満4-5-2 老松ビル2F 201室
tel/fax 06-6363-7188
URL www.zakkaten-kanariya.com
すでにsold outのものも、材料が揃えば再度お作りすることも可能です。気になる作品がございましたら、お気軽にお問い合せくださいませ。
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