人がアクセサリーを選ぶ時の基準
あなたの手に光るその指輪。
指輪をしていないならピアスでもネックレスでも時計でもいい。
アクセサリーをしていない? でしたらこのエッセイはそっと閉じてください。
そのアクセサリー、どうして今日身につけているのでしょう?
さらに言うならどうして購入したのでしょう?
ジュエリー・アクセサリーを選ぶ時、ひとはそれぞれの価値観による基準点をクリアしているか、楽しみつつも厳しい目で見ています。
もちろん好きなデザインということが大前提なんですけど、漠然とした「好き」をもう少し分解してみると
「私に似合っているから」
というチェック項目が出てくるはず。
誰だって人に「素敵」と言われたい、思われたい。
でも誰よりも自分自身が自分を素敵と思いたい。
自分を素敵にしたいから自分に似合う、自分らしいアイテムを気に入るんだと思うのです。
特にアクセサリーは洋服と違って機能性は皆無。
女性が自分を美しく装うためだけのアイテムだからこそ、似合っているかどうかは重要な要素です。
このエッセイではパーソナルスタイリスト視点で「似合うアクセサリーの選び方」・「似合わせるためのスタイリング方法」などアクセサリーをもっと楽しむための方法をおしゃべりしたいと思います。
どんなアクセサリーが自分に似合うのかよくわからないあなたにも、すでに自分の軸をしっかり持っているあなたにも、新しい発見と自分の魅力の再認識をしていただけたらいいなぁと考えています。
ゴールドの女とは?プラチナの女とは?
ゴールド色のジュエリーが似合う女とプラチナ色のジュエリーが似合う女のこと。
ここでいうゴールド色とは、純金はもとよりメッキ品や真鍮など概ね金色の素材をさします。
プラチナ色も同様、プラチナに加えシルバーやチタンなど銀色の素材をさします。
「好きなデザインのアクセサリーなのに何だか私にはしっくりこない。。。」
その原因はもしかしたら地金の色があなたに合っていないからかもしれません。
今回は、ベースとなる金属の色と付ける人の親和性についてお話したいと思います。
デザインや他の素材に左右されないよう、金属のみのネックレスやピアス、指輪などをイメージしながら読んでみてくださいね。
地金の素材が似合っているってどういうこと?
なんとなくぼんやりした感覚で言ってしまいがちな「似合っている」という言葉。
どうして似合っていると思うのでしょう?
ゴールドが似合うゴールドの女がゴールドを身に着けた時、逆に似合わないプラチナを身に着けた時にどういう現象が置きているのか見てみましょう。
ゴールドの女がゴールドを身に着けた時
- 血色がよくなり健康的に見える
- ゴージャス、華やかに見える
- 金色が肌の色に馴染んで見える
- ゴールドのジュエリー、アクセサリーが高級に見える
ゴールドの女がプラチナを身に着けた時
- 肌の温かみが失われて見える
- 貧相で元気がない印象を与える
- プラチナが肌から浮いて見える
- プラチナのジュエリー、アクセサリーがチープに見え値段相応に見えない
これらは黄みよりの肌を持つ人の特徴。
つまりゴールドの女とは黄みよりの肌を持つ、イエローベースの人ということ。
ウォームタイプ、イエローアンダートーンとも言います。
金が黄色~山吹色~オレンジ色を呈しているから馴染み、似合うのです。
それではプラチナの女がプラチナとゴールドを身につけるとそれぞれどうなるでしょうか?
プラチナの女がプラチナを身に着けた時
- 肌に透明感を与え、清潔に見える
- クール、エレガントに見える
- 銀色が肌の色に馴染んで見える
- プラチナのジュエリー、アクセサリーが高級に見える
プラチナの女がゴールドを身に着けた時
- 肌が黄ばんだようにくすんで見える。
- ギラギラと成金のようケバい印象を与える
- ゴールドが肌から浮いて見える
- ゴールドのジュエリー、アクセサリーがチープに見え値段相応に見えない
つまりプラチナの女とは青みよりの肌を持つ、プルーベースの人であるということ。
クールタイプ、ブルーアンダートーンとも言います。
銀が無彩色、もしくは灰白色~青灰白色を呈しているから馴染み、似合うのです。
まとめるとゴールドの女、プラチナの女の違いは肌の色みの違いということです。
ここを抑えて地金の素材を選べるかどうかが運命の分かれ道。
値段のするジュエリー、アクセサリーが安っぽく見えてしまうなんてショック!!ですよね。
逆に、似合う地金のものであればメッキ品でもそこそこちゃんとしたものに見えてしまう。
安っぽい女なんて最低最悪。
あなたの価値に見合うジュエリー、アクセサリー選びに地金の選択は間違えないようにしていただきたい。
あなたがどちらか見分ける方法
パーソナルカラーが随分と世間に浸透して自分がイエベなのかブルベなのかご存知な方も多いでしょう。
でもちょっと待って。
パーソナルカラーは一生変わらないと言われたのも今は昔。
日焼けや食生活の変化などの影響で微妙に変わることもわかってきました。
今一度確認するのもよいかもしれませんよ?
自分がどちらかご存知ない方も気になりますよね。
巷では自己診断フローチャートも見かけますが、文章を読んで想像するだけでは間違えてしまうことが多いので、是非その目でみて確認して欲しいのです。
用意するのは折り紙の金と銀。
この上に手を置いて、見比べてみると先程の似合う・似合わないの特徴が見て取れませんか?
#光の影響を少なくするために自然光が入る明るい昼間、部屋の明かりを消して試してくださいね。
この方法で「え?どっちも似合ってる気もするし、よくわからない」って思う方も沢山出てくると思います。
カラーアナリストは色を見分ける目を訓練して養っていますけど、そうでなければピンとこないことがあって当然のこと。
私もパーソナルカラーの勉強を始めたてのころはよくわかりませんでした。
そしてさらにややこしいのは「本当にどちらも似合ってしまう」タイプがいらっしゃるんですよ。
(このお話はまた別の機会に致しましょう)
どちらも似合ってしまうタイプなのか?見分けられてないだけなのか?
その解決法はズバリプロに診てもらうしかないですね。
そのためのプロです。身も蓋もないですが。
それでもやってみると明らかに違う!私はゴールドの女だ(プラチナの女だ)ってわかる人も同じくらい沢山いらっしゃいます。
是非一度試してみてください。
近日公開関連記事
今日お話したのはジュエリーの地金と肌の色味(イエローベース・ブルーベース)の関係についてでした。
話しているとあれもこれも話したくなりますね。
長くなるので近々別記事でご紹介したい内容がこちら↓
- 「ピンクゴールドは肌なじみがよい」は嘘
- ゴールドの女にも似合わないゴールドがある
- ゴールドの女がプラチナをつけてはいけないの?
- 金具の色は揃えないとおかしい問題
ちまちま下書きに書き溜めてます。お楽しみに。
ゴールドの女か?プラチナの女か?お答えします。
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