産休&育休で長らくおやすみをいただいておりました。
無事に出産致しまして、初めての育児にてんやわんや。
慌ただしくも楽しい毎日を送っています。
出産前は産後の生活が想像できず、復帰を産後1年位?と想定していました。
ところが!運良く子供を迎えてくれる保育所が決まったのです。私、大歓喜♪
母子ともに新しい生活に慣らしているところですが、ぼちぼち仕事復帰していこうと思います。
妊娠中も作っていました
体調が落ち着いてきて一番にしたくなったのは、やっぱり作ること。
だって子供の頃から趣味は手芸ですもの。
手を動かすことが楽しいし、リラックスできることでもあります。
せっかくの長いお休みですからアクセサリー制作は封印しました。
仕事をしていた時にはなかなか手を付けられなかった編み物や縫い物をしたかったんです。
産休・育休だから作れる物を!
となるとベビーグッズしかありません。
今日は妊娠中に作ったベビーグッズで実際に使ってみて役に立ったもの、立たなかったものをご紹介します。
退院時に着せたいセレモニードレス
最初に作ったのは、シンプルなニットのベビードレス。
11月産まれの子供が寒くないように編むことにしました。
この時点で性別はわかっていなかったのでシンプルなデザインのものをチョイス。
というよりも、そもそもフリル&レース盛りだくさんなブリブリのデザインが好きじゃないんです。
facebookの投稿で沢山お褒めいただきましたが私のデザインではないですよ!
こちらの書籍から選んで私は編んだだけです。
唯一ボタンだけ自分で選びました。
編み物は小学生の時からの趣味なので、編み図どおり編むだけならたいていのものは編めます。
黙々と編む時間って写経のようなフロー状態になれて快感なのです。
退院時・お宮参りの産着の下に・お披露目の時などハレの日だけでなく、冬の外出時には大活躍してくれました。
これは本当に作って大正解。
もう少し大きくなったらコートとしても使えるみたいです。
来年はボタンを付け替えて着させられるかな?とても楽しみです。
おそろいのミトン。
小さいことがただただ可愛い。
こんな小さなお手ての子が出てくるのかぁとワクワクして編んだものですが、実際に使ったのは寒い日の外出時に1回か2回?手の感覚を奪わないように、あまり手袋ってさせない方がいいんですって。
正直なくてもよかったけれど、セットで作る満足感はあります。
おそろいのブーツ。
靴下を編むのは初めてだったので「ほほう、かかとってこうやって編むんだ」と楽しく編めました。
これはちょくちょく履かせる機会があったのですが、大きく産まれた息子は退院時でジャストサイズ。
すぐにサイズアウトしてしまいました>< こればっかりは仕方がないですね。
なくてもまぁ困らないかな。靴下は産まれてからサイズの合う物を買ってもよかったかもしれません。
ニットである必要もあまり感じませんでしたし。
おそろいシリーズ最後はボンネット。
これも構造が勉強になったんですけど、同じく頭の大きな子のためすぐにサイズアウト!
髪の薄い赤ちゃんを寒さや日差しから守って上げるためにもニットのボンネットや帽子はあった方がいいですね。
オーガニック素材の細い糸で編んだのでチクチクもなさそうです。
赤ちゃんのボンネット姿って本当に可愛い。
新生児ならではの可愛らしさを満喫できたアイテムです。最初からパツパツで笑わせてもらいました♪
このシリーズ、シンプルでハレの日以外にも使いやすくとってもよかったです。
たくさんあって困らないガーゼハンカチ
次に作ったのはよだれを拭いたり何かと使うであろうガーゼハンカチ。
毎日たくさん使うものだからこそテンションの上がる可愛いものを使いたくて。
市販のものだとなかなか好みのものがない上に、ちょっとデザインが入るだけで値段がガン!と上がるんですよね。
だからお気に入りの国産のダブルガーゼ生地を3種類、表裏に組み合わせて作りました。
中途半端な生地も継ぎ足して使います。こういうのがハンドメイドらしくて私は好き。
御覧いただいてわかるように、全部手縫いです。
ミシン持っていないのでね。
もちろん購入を検討して機種まで決めたのですが、仕事復帰したらとてもじゃないけどミシン踏む時間はないな、と判断しました。
Wガーゼを2枚使っているので4重ガーゼ。
ペラペラなガーゼとは違い、ふわふわな上に何度洗ってもへたる雰囲気がありません。
これは何年も使えそう!作ってよかったです。
時間と手間はかかりましたが愛情いっぱい。使う度にやさしい気持ちになります。
縫いながらチームバチスタの栄光全シリーズ観たのでそれも思い出しちゃいますけど。
予定日を超えて産まれたから作れた沐浴布
子供は予定日を大幅に超えて生まれました。
そのおかげでいろんなところに出かけられましたし、作れたのがこの沐浴布です。
ガーゼハンカチを作る時点で作るつもりで避けておいた同じ生地。
出産に間に合わず無駄になっちゃうかなぁと思っていましたが作れて嬉しかったです。
ガーゼハンカチと違うところはラベンダーカラーのWガーゼを組み合わせたところ。
お風呂に入れる時、ガーゼハンカチとセットで使っています。
もうちょっと大きくなってお風呂で使わなくなっても、フェイスタオルとしても使えそう。
これも作ってよかったです。
番外編:刺繍はじめました
産後、少し体調が落ち着いてきた頃、唐突に刺繍がしたくなりました。
7年位前かな?パッチワークをやっていた時期があって、作品に簡単なステッチを施すことはあったんです。
針と糸の作業、いや、細々した作業が好きなんでしょうね。
子供のためにスタイを作りたくて、それに可愛い刺繍があったら素敵だなぁと思って練習を初めたんです。
四季の花の刺繍。
とりあえず刺したくて白いリネンに施したんですけど、これをそのままスタイにすることにしました。
大きさが足りないので布を足して、刺繍を追加して…
まだ完成していないのでできたらご紹介しますね。
スタイは何枚あっても困らないから作って便利なものになること間違い無し。
そのスタイの前に刺しちゃったのがこのフレーム。夏の庭。
もう、手段と目的が完全に入れ替わってしまってます。
だって楽しいんだもん。
休み中位、いい、いい!
これらも書籍からデザインを選んで刺すことに集中。
「こうすれば綺麗に仕上がるなぁ」とかいろいろ試しながら練習で刺すのは楽しかったけれど、やっぱりオリジナルデザインで作るのが楽しいだろうな、とも思いました。
技術の習得の上でオリジナルが作れるようになる。
ハンドメイドを趣味とする人の醍醐味ですよね。
私の場合はそれがコスチュームジュエリーの仕事。
ああ、すごく幸せなことだなぁって改めて思います。
休み中の自由な創作で自分のルーツに出会いました
今は安く簡単に物が手に入る時代。
手作りってすごく手間暇がかかるし、価格差だけで考えたら市販のものの中からお気に入りを見つける方が絶対にお得です。
最近ならハンドメイドのベビー用品だってソーシャルマーケットでいろんなデザインのものが販売されていますよね。
でもね、自分で作るからこその満足感って絶対にあります。
穏やかな気持ちで大切な人のために知恵を絞り、手を動かす。
だからこそ使う度に幸せな気持ちになれて、長く愛せるものになるんだと思います。
作るのが苦手な人からは「マメだよねー。」って言われますが、私はハンドメイドのそういうところが好きなんです。
私にとっては、アクセサリー制作も同じこと。
仕事だからコストのことも考えないといけませんが、コストばかり考えていたら大量生産品に近づくことになる。
子供のために惜しみなく時間と手間と愛情をこめて作ったように、商品にもありったけの愛をこめて作りたい。
改めてそう思いました。
ぼちぼちと、復帰に向けて準備を進めています。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。
パーティなアクセサリーでエレガント&ゴージャスに。
ポジティブエッジの夏目紘華でした。
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